6月24日(水)、ミュージアムの見学とレクチャーを通してアートを楽しむイベントを開催しました。
会場は特種東海製紙株式会社の企業ミュージアム・Pam三島。ここではスタッフの方々の解説を拝聴しながら展示を見学した後、凸メンバー・山内舞子によるレクチャー「日本美術を楽しむためのキーワード20」を実施しました。
開催中の企画展は「原弘と日本のタイポグラフィ五十年展」。その内容は、同館所蔵の資料を中心に、昭和を代表するグラフィック・デザイナー原弘の仕事、そしてバブル期を経てこんにちに至るまでのタイポグラフィ史の展開を展観するというもの。
また、常設展では長い歴史を持つ同社が開発してきた様々な紙、そして紙の文化史に関する歴史資料などを拝見しました。
そしてレクチャーはこの歴史資料のコーナーよりスタート。
その後は座学の会場へと移動し、様々な視点から楽しむポイントをご提案しました。
特に、工芸品等に名称を付ける際の方程式や「伝」「銘」といった用語などについてはご好評をいただき、「いままでよく分からない言葉が出てくると苦手意識が働いてしまっていたけど、今度からキャプションの情報をもっと活用できそう」という感想も寄せられました。
こちらのミュージアムは、建物や収蔵品だけではなく、企画やサービスも大変充実しており、印刷物ひとつをとっても様々な工夫が凝らされています。訪問には予約が必要ですが、電話一本で大丈夫とのこと。
Interior Art. 凸ではこのようなイベントを今後も行っていく予定です。
WEBサイトでもお知らせしてゆきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。